日本に関係するイベントがほとんどないファーゴですが、ノースダコタ州立大学で演じられた狂言を見てきました。

Wokashi

私は芸能とは精神的にも物理的な距離でもかけ離れた世界に生きているのですが、なんと、ノースダコタのファーゴで狂言を見る機会に恵まれました。というのも女性の狂言師である三宅藤九郎さんがノースダコタ州立大学(NDSU)でvisiting scholarをされていることで、その成果を地域に還元する意味も込めて、NDSUの学生の方々と狂言を演じたわけです。このイベントはWokashi(をかし)というタイトルで、土曜日から降り続く雪の中で行われました。

狂言が何たるかは、私の専門では無いので説明はできませんが、なにせとても面白いものでした。6歳と4歳の娘、娘の友だちとその両親、私の妻、というメンバーで鑑賞したのですが、みんなそれぞれにとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。この狂言は、実は英語で演じられており、そのため言った人すべてがとても良く内容を理解でき、また、その英語への翻訳がとても良くできていたため、狂言の面白さがよく伝わったのだと思います。

じつはこのイベントの少し前に、狂言師の和泉元弥さんがファーゴにいらっしゃって、同じくNDSUで狂言のバックグラウンドや衣装の意味、舞台での動きの意味などを学生の方々に説明するイベントがあり、私達はそちらも覗きに行ったのですが、そのイベントがとても面白かったので子供たちも今回のイベントに行く気になったようです。それにしても4歳とお6歳の子供たちも楽しめる狂言というのはとても奥が深いものだと思いました。

考えてみると不思議なもので、自分の育った日本の文化から一番離れたこの地で、狂言というものに初めて出会いました。実はファーゴの隣のミネソタ州側のモーヘッドにあるミネソタ州立大学の学生の方とは、津軽三味線のことで色々交流がありました。このような日本とは何も関係がなさそうな北米大陸のへそ、ノースダコタであっても日本の文化は細く長く流れ続けているということなのでしょう。

日本のことが、芸術、芸能などを通し、このように世界の方々に見て、楽しんでもらえると言うことは何者にも変えがたく素晴らしいことだと感じたファーゴの日曜日でした。

関連リンク:

場所:ノースダコタ州立大学

View Imaki’s Fargo in a larger map